北海道小樽市 小樽堺町郵便局風景印のお便り

風景印お便りコーナー 小樽堺町郵便局風景印 北海道

皆様こんばんは。
寒い日が続きますね。気温が下がると昼食の麺セレクト率が一気に上がってしまうDJアキオです。
私の勤め先付近では美味しいラーメン屋、うどん屋、蕎麦屋が軒を揃えておりまして、毎日昼が近くなるとこのことばかり考えてしまいます。
最近ここに長崎ちゃんぽんの店まで加わりまして、半ば拷問ですね。
健康診断の結果を見た妻からは塩分を控えるよう怒られましたし、ほんと大変です…。

さて、本日ご紹介するのは北海道のラジオネーム「温泉ランナー」さんからのお便りです。
温泉ランナーさんは郵便愛がとても熱い方で、新印の使用開始日や廃印最後の日、また切手発売時の特印や絵入りハト印も、もれなく集められています。
それを私にも送ってくださるので、本当にありがたい友人です。
いつもありがとう!

北海道小樽市 小樽堺町郵便局風景印

小樽堺町郵便局風景印

局舎建て替えで営業再開の、小樽堺町局の新風景印にて差し出します。
風景印の外周、「北一硝子三号館」は石造りの元倉庫。
館内ではガラス製品販売、石油ランプ設置のホール(喫茶店)、ステンドグラス設置のカフェバーが併設されています。
From 温泉ランナー

小樽堺町局は歴史が長い郵便局です。
1872(明治4)年9月に、小樽区運上屋を営む初代局長・船樹忠三郎が開局。
150年以上にわたり、北海道の経済を支えています。
歴史景観区域のため、今回の改装で周辺の建物と調和をとる外観にデザインを一新。
局内には筆記台が備え付けられ、椅子に座って記入できるスペースもあるそうです。
旅先からの手紙が書きやすく、郵便LOVERにとっては嬉しいサービスですね!

ではまず、町のご紹介と参りましょう。
歴史ある煉瓦作りの建物が運河沿いに並び、その景観の美しさが際立つ小樽。
雪がふればさらに美しさを増し、寒い時期はよりいっそう観光人気が高まります!
天狗山からの夜景やガラス製品の名産地としても有名なので、情緒と輝き、両方のイメージをあわせもつ魅力的な街ですね。
リスナーさんの中にも遊びに行ったことがある方、多いと思います。

それではコーナーのメインイベント、風景印のゆるフカボリ行ってみましょう!

1.北一硝子三号館

写真ご提供:小樽観光情報ガイド オタルナ 様

北一硝子三号館

小樽市堺町の名所で、小樽観光では外せないスポットです。
建物は明治中期(明治24年)に建てられた木骨石張倉庫で、最初は漁業用倉庫として、みがきニシンなど魚の加工品が納められていました。
外壁に使われてた小樽軟石は断熱効果にすぐれ、倉庫の壁材としては最適のもの。
百年以上を経た今も昔のまましっかりとした姿を残す、貴重な文化遺産です。
小樽堺町郵便局風景印は、この建物を外枠に採用した変形印ですね!

北一硝子三号館

現在は北一硝子三号館として使われていますが、温泉ランナーさんから教えてもらったとおり、かなり楽しい場所のようです!
ガラスショップだけでも「和のフロア」「洋のフロア」「クリスタルの館」「ミュージアムショップ」などコンセプトごとに分かれており、さながらガラスの美術館のよう!
北海道の地酒やワインを扱うお店(ガラスのグラスに合いますね!)、美味しい北海道&小樽グルメが楽しめるCafeもあります。

小樽観光情報ガイド オタルナ様のサイトでは北一硝子三号館の魅力が詳しく紹介されています。
こちらも合わせてぜひご覧ください!

【北一ホール】北一硝子三号館にある167個の石油ランプで照明されたクラシカルなカフェ
北一ホールは、小樽堺町通りに面してある食堂兼カフェです。北一硝子三号館の中にあり、館内は167個もの石油ランプで照らされ、柔らかい光と歴史ある建物でクラシカルな雰囲気を楽しめるようになっています。建物自体が小樽市指定歴史的建造物 第21号として登録されており、100年以上前に建てられています。
2.浮き玉

写真ご提供:小樽観光協会 様

浮き玉

印の下部に「浮き球」と書かれていますが、これは漁業で使われる漁具のことです。
漁網を浮かせる目的や目印として、現在も使われています(海に丸い玉が浮かんでいますよね)。
古くから小樽は漁業が盛んでした。
特に明治から大正にかけては、ニシン漁の全盛期!
当時はガラス製のものが使われていて、風景印にはその姿が描かれています。

3.オタルナイ運上屋の跡

「オタルナイ」とは小樽の昔の呼び名だそうです。
「砂の川の道」を意味するアイヌ語からつけられました。
江戸時代、この地に住んでいたアイヌの人々との取り引きを松前藩(現在の北海道松前郡松前町に居所)が行っていました。
松前藩の家臣は取り引きを商人にまかせ、その代わりに利益の一部をもらうようになります。
商人たちが経営のため、場所ごとに作ったのが「運上屋(家)」です。
江戸時代の取引はかなり盛んで、運上屋も蝦夷地内(現在の北海道)に85か所も作られていたそうです。

その1つが以前、現在の小樽堺町郵便局の付近にありました。
1866年の火事で建物はなくなってしまい、現在は「オタルナイ運上屋跡」としるされた石碑がたっていますが、それが風景印にも描かれています。

4.メルヘン交差点の常夜灯

小樽堺町郵便局近くのメルヘン交差点。
そこのシンボルとしてたたずんでいる常夜灯(小樽海関所灯台)が風景印に描かれています。
もともとは明治4年(1871年)に、信香町(小樽港近く)に設置された灯台だったそうです。
明治7年5月に焼失したきりでしたが、平成9年、今の場所に再建されました。
足元は円形360度、石作りの腰かけになっており、よい休憩場所となっているようですよ。

\ Post office information /
小樽堺町郵便局
〒047-0027
北海道小樽市堺町6−14

押印・郵頼はルールとマナーを守って、楽しい活動をお願いします。

さて、そろそろお別れのお時間となりました。
小樽という街はいつ訪れても本当にステキなところです。運河がある街はいいですね。
海外でも、そうですね、例えばオランダのアムステルダムとか。
街の中に大きな水路があると景色が見通せるようになるので、良い写真も撮れます。
小樽堺町郵便局は建物も風景印もリニューアルということで、新たな観光スポットの一つになるといいですね。

温泉ランナーさん、またお便りお待ちしております!
お相手はDJアキオでした。
それでは皆様よい週末を、シーユーネクストウィーク!

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