皆様こんばんは。DJアキオです。
本日は2021年3月15日です。4日前の3月11日、あの東日本大震災から10年を迎えました。
現地の方々へのインタビューや復興状況など、各報道で久しぶりに「被災地の今」にふれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
毎年3月11日には様々なことが胸をよぎりますが、10年の節目である今年は、例年以上に思うところ多かったように思います。
我が家は当時住んでいた街で被災しました。
震源地からずいぶん離れているのに、見慣れた風景が一変し、唖然としたことをよく覚えています。
10年という月日を考えるだけでも、色々な感情が入り混ざり、ため息が出てしまう。
私はそんな１日を過ごしました。
東北にお住まいの方から風景印ハガキが届きましたので、本日はこちらをご紹介させていただきます。
ラジオネーム コレクトさん、ありがとうございます！
宮戸（みやと）郵便局風景印
- 意匠：ブルーインパルス6番機と宮戸島を含む日本三大渓
- 使用切手：平成22年9月21日発売 特殊切手「航空100年記念」
- 情報参照：松島基地｜防衛省 [JASDF] 航空自衛隊HP
平成30年8月13日に図柄改正された、割と新しい絵柄です。
松島基地を飛び立ったブルーインパルスの背後に広がるのは、美しい島々が並ぶ松島の景色。
絵柄は上空から眺めたような構図で、実際飛行機から見るとこんな感じなのかもしれませんね。
外枠の左側から少しだけ尾翼が飛び出しているところに、飛行機の勢いを感じます！
消印は3月11日。当日送ってくださったのですね、感慨深い１通です。
大変貴重なブルーインパルスの切手とのマッチングです。
では簡単に、宮戸郵便局周辺地域についてご紹介します。
宮城県松島と聞けば、なんといってもまず最初に頭に浮かぶのは、日本三景松島のことですね。
松島湾には大小さまざまな約260もの島が点在し、その景観を楽しむために毎年多くの人が訪れます。
松尾芭蕉は紀行文「おくのほそ道」において、その美しさを「日本で一番景色がよいところだ」と讃えているほどです。
宮戸郵便局がある宮戸島は、その美観地区東側にある大きめの島。
島といっても国道27号線で本土とつながっていますから、アクセスよさそうですね。
自衛隊機ブルーインパルスが風景印に採用されている理由は、自衛隊松島基地が近いからです。
自衛隊松島基地はブルーインパルスの本拠地。
毎年夏に開催される松島基地航空祭では見事な曲技飛行が披露され、全国から航空ファンたちが訪れます。
震災では松島基地も大きな被害を受けましたが見事復興を果たし、2016年には入場者1万人限定の「復興感謝イベント」も開催されました。
航空祭の日は宮戸郵便局上空でも、数々のアクロバティックな技が見られるのでしょうね！
航空自衛隊HPにブルーインパルス特集がありました。
ご興味ある方はこちらも合わせてご覧ください。
ポストカード裏面はブルーインパルスの写真です。
メッセージをご紹介します。
未来への希望をこめてお送りします。
From コレクト
未来への希望、この言葉に強い力をもらった気がしますね。
今日我々はまた別の大きな猛威の中にいますが、コレクトさんがおっしゃるように希望を持って、力を合わせて踏ん張りたいですね！
ポストカードの下に「東松島あんてなしょっぷ まちんど」と記載されています。
どうやらここで販売されているようです、HPにオシャレなお店の写真が掲載されていました。
松島基地からも近いようですので、東松島をおとずれる際はぜひ、こちらにも立ち寄られてみてはいかがでしょうか。
私も次回、仙台・松島近辺を訪れる際には行ってみたいと思います！
〒981-0412
宮城県東松島市宮戸 二ツ橋６０－１５
押印・郵頼はルールとマナーを守って、楽しい活動をお願いします。
そろそろお別れのお時間ですが、最後にもう少しだけお話しさせてください。
東日本大震災で被災した所にも当然、地域に根ざした郵便局がそれぞれ存在していました。
これは東京電力福島第一原発事故の影響も含めての話ですが、震災関連で現在使用休止になっている岩手県、宮城県、福島県の風景印保有局が24局あります。
絵柄には名産品の貝、川をのぼっている鮭、古くから伝わるお祭りや漁の様子などが描かれていて、東北がいかに豊かな自然、歴史的な文化に恵まれた地域だったか、よく分かるんですね。
私はこの24局に実際足を運び、風景印をもらう日を心待ちにしています。
どうか現実になってほしい。
郵便局が存在するということは、そこに人の暮らしがあるということですから。
いつか復興が叶い、被災者のみなさんが故郷に戻れたとき、私も共に喜びたい。
そう願っています。
コレクトさん、またぜひ近況お聞かせくださいね。
お相手はDJアキオでした。
それでは皆様よい週末を、シーユーネクストウィーク！
