茨城県石岡市 高浜郵便局風景印をフカボリ!

フカボリ風景印
清沢茉央(きよさわまひろ)
こんにちは! 風景印フカボリ大好き、まひろです。茨城県石岡市高浜郵便局で、2020年11月2日からめずらしい形の風景印押印が始まったと聞き、行ってみることにしました。
今回は電車で向かいます。郵便局の最寄り駅はJR常磐線高浜駅。東京23区付近からだと、大体2時間前後くらいで到着です。
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高浜郵便局で風景印ゲット!

高浜駅で下車して、道なりにのんびり15分ほど歩いたでしょうか。
地元の商店街通りだったと思われる、そんな雰囲気が残る国道沿いに黒瓦の郵便局を見つけました。
さっそく押印をお願いして、ゲットしたのがこちら!

茨城県石岡市
高浜郵便局風景印

高浜郵便局風景印

外枠がとても変わった形の変形印。
「食パン?」と思って局員さんにたずねたら、

郵便局員

この近くにある舟塚山古墳をイメージしてます。東日本で2番目に大きい前方後円墳なんですよ。
お時間あれば、石岡市のふるさと歴史館に行かれてみてはいかがでしょう? このあたりは古墳や遺跡がたくさん出土するんですが、詳しい話が聞けると思います。

と教えてくださいました。
それはぜひ行ってみたい!と高浜駅に戻り、1駅隣の石岡駅で下車です。

石岡市観光案内所
石岡駅西口を出たところに観光案内所があったので、ふるさと歴史館の場所を聞いてみました。
駅から1kmほどのところに石岡市立石岡小学校があり、その敷地内にあるとのこと。
電動付きレンタル自転車が1日300円で借りられたので(安すぎ!)、街をサイクリングして向かうことに。

石岡市立ふるさと歴史館で古墳&遺跡を学ぶ

駅からまっすぐ西に進み、あっという間に小学校到着です。
校門を通ると、すぐ左手に歴史館を発見!

石岡市立ふるさと歴史館

石岡市で出土した文化財が、詳しい説明つきで丁寧に展示されています。
子供達がいつでも郷土について学べる環境が揃っているなんて、すばらしい!

石岡市立ふるさと歴史館

教科書で写真だけ見るのと実物を目にするのとでは、記憶の残り方がぜんぜん違います。
こういう文化財がどんどん出土するなんて、すごい土地です!
地面を掘って遊んでいたらウッカリ見つけてしまった、そんな小学生もたくさんいそう。

中には古墳や遺跡に詳しいボランティアの方がいらっしゃって、詳しく説明してくださいました。

  • 石岡市周辺は霞ヶ浦があるので古くから「肥沃な低湿地帯」であり、集落が多く存在した。
  • よって人もたくさん住んでおり、ヤマト政権の軍事・経済における重要地点であった。
  • 石岡市で現在も出土する墳墓・土器・石器類は弥生時代〜古墳時代のもので、茨城県下最大規模の「舟塚山古墳」は西暦400年ごろのもの。

…ということだそうです。
うなずきながらメモを取っていると、

「今日は天気も良いですし、よかったら現地に行ってみませんか?ご案内しますよ」

と、大変ありがたいご提案が。

えー!お忙しいのに。そんな申し訳ない!

と口では言いつつ、それを断る私ではありませんでした。

現地体験!舟塚山古墳と愛宕山古墳へ

そんなわけで「舟塚山古墳」と、そのすぐ近くにある「愛宕山古墳」を、ボランティアさんのガイド付きで見学させていただくことに。
駅で自転車を返却し、車で高浜駅方面へ戻ってきました。
古墳地帯は公園になっているのかと思いきや、畑が広がる田園地帯の中にドーンと存在しているそうです。

舟塚山古墳近くの田園
のどかな畑の風景に癒されながら、歩いて古墳に向かいます。

突然、明らかに「普通ではない」丘が目の前に現れました。
縦にながく、広範囲に盛り上がっています。
これが「舟塚山古墳」です!

舟塚山古墳

墳丘の長さ186m、前方部の高さ10m、後円部の高さ11m。
茨城県最大の古墳で、東日本でも2番目に大きいそうです。これは圧巻!!!

「後円側から上がってみましょう」

えっ、古墳の上に上がっていいんですか?

登る時はかなりの急斜面で油断すると転げ落ちそうだったけど、きれいに整備された古墳の稜線がとても美しく見えました。

舟塚山古墳

前側の一番高いところに立ってみて、あらためてその大きさを実感。
これがお墓だなんて、主はとても大きな権力を持っていたんですね。
ちなみに埋葬者は、ヤマト政権の東国支配確立に重要な役割を果たした人物(茨城国造)と推定されています。

舟塚山古墳

あ、風景印にも描かれている筑波山が見えます。
きっとあの山は太古からずっと存在しているのでしょう。
墓の主もまたこの景色を愛し、「ぜひ眺めのよい場所に」と考えたのかもしれません。
古代の人もここから同じ風景を見ていたのかも?と想像すると、なんだかロマンを感じます!

舟塚山古墳を下山(?)し、300mほど離れた場所にある「府中愛宕山古墳」にも行ってみました。
こちらも前方後円墳です。

府中愛宕山古墳

全長96m、後円部高さ8.5m、前方部高さ7.5m。
6世紀初め頃に作られたものだと推測されています。
舟塚山古墳より小さいけれど、古墳特有の段差の特徴もしっかり分かる立派なお墓でした。

石岡市には遺跡や古墳がまだまだたくさんありますが、今回訪れた2つの古墳が代表格です。
そこから一番近い郵便局が「高浜郵便局」というわけです。

なるほど、これば古墳を絵柄に採用しないとね!

高浜郵便局風景印フカボリ まとめ

清沢茉央(きよさわまひろ)
この印のデザインは、壮大な名所である古墳を「風景」ではなく「外枠」に採用しているところがステキなアイデアだと思います。
特徴ある前方後円墳ラインの内側に、茨城のシンボル「筑波山」と「霞ヶ浦」の景色をいれるだなんて、発案者の方はとても自由で楽しい発想力をお持ちです。
下から飛び出す鯉もかわいいし、日付の位置もセンスよくて、とても大好きな印です!(魅力を挙げるとキリがないです)。

\ Post office information /
高浜郵便局
〒315-0045
茨城県石岡市高浜811

押印・郵頼はルールとマナーを守って、楽しい活動をお願いします。

石岡市立ふるさと歴史館 | 石岡市公式ホームページ
舟塚山古墳 | 石岡市公式ホームページ
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