暑中見舞い向け風景印

北海道

最近の夏は信じられないような暑さが続いていますが、そんな中でもお友達や知り合いから便りが届くと嬉しいものです。
体調を気づかう一文など添えられていると、身体と心の疲れが和らぐような気がしますね。

暑中見舞いにピッタリの風景印を集めてみました。
消印にも夏らしさをのせて、楽しいお便りを届けてみませんか?

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海を描いた風景印はたくさんありますが、その中から「東京都 小笠原郵便局」と「千葉県 白子郵便局」を選んでみました。

小笠原郵便局、白子郵便局風景印

小笠原局は小笠原諸島の小笠原村にある小さな郵便局です。
東京都といえど奄美大島より南にありますから、完全に南国の島!
絵柄にもヤシの木、クジラ、ハイビスカスと、南国らしさ盛りだくさんです。
小笠原は様々な種類のクジラ・イルカと逢える可能性が高いそうで、ウォッチングツアー&スイム体験も開催されています。

小笠原ホエールウォッチング協会

白子局は千葉県外房の白子町にある郵便局です。
ビーチパラソルが大きく描かれているので海水浴の様子かと思ったら、なんと白子温泉の砂風呂の様子でした。
その砂風呂を体験できるのは「白子町アクア健康センター」という場所でしたが、2009年に閉館してしまったそうです(だいぶ前!)。
この風景印が作られたのは昭和50年で、これまたかなり前なので、もしかしたら絵柄の改変が行われる可能性があるかもしれませんね。
貰うなら今がチャンス?!

夏祭り

お祭りもよく描かれるモチーフです。
夏祭りっぽさがよく出ている理由から「福島県 郡山駅前郵便局」と「神奈川県 上溝郵便局」を選びました。

郡山駅前郵便局、上溝郵便局風景印

郡山駅前局風景印は、とにかくカワイイですね!
うちわを持って元気よく踊る女性が描かれていますが、これは毎年8月上旬に開催される采女(うねめ)祭りの様子だそうです。
采女物語は郡山の郷土伝説。気になる方は以下リンクをご覧ください。

郡山うねめまつり

上溝局風景印にはまさに、上溝夏まつりの様子が描かれています(滲んでしまっているのが残念!)
江戸末期からの伝統と歴史を誇るお祭りで、上溝商店街通りを歩行者天国にして、7月下旬の土・日に開催されるそうです。
大きな神輿や山車も出る、なかなか壮大なお祭りみたいですよ。

相模原観光サイト-上溝夏まつり

花火

花火も多くの風景印で採用されている絵柄です。
王道の人気印「秋田県 大曲郵便局」と、「静岡県 浜松天王郵便局」をご紹介します。

大曲郵便局、浜松天王郵便局風景印

大曲の風景印は数ある花火印の中でも特に構図が美しいなあと思います。
左側に花火を大きく描くことで壮大さがよく伝わりますし、他のモチーフ(太平山と雄物川)はとてもシンプルな線で表現されているので、小さなキャンバスの中で絵が分かりやすいところも良い!
昭和61年に作られた絵柄ですが、考案者のセンスの良さを感じる一品です。

浜松天王局風景印に描かれているのは天王宮大歳神社、夏の例大祭の様子だそうです。
男気溢れる花火師さんを中心にして手筒と打ち上げ両方を左右に描いた、夏らしく華やかな風景印。
花火の絵柄は他のモチーフと合わせて描かれることが多いので、これくらい思い切りが良いと、デザインにまで男気を感じてしまいます。

夏のイベント

さて、少し珍しい夏イベント絵柄とまいりましょう。
潮干狩りを描いた「静岡県 浜松村櫛(むらくし)郵便局」、キャンプを描いた「岐阜県 美濃長瀬郵便局」を選んでみました。

浜松村櫛(むらくし)郵便局、美濃長瀬郵便局風景印

浜松村櫛局は浜名湖のほとりにある郵便局の1つで、浜名湖大橋、弁天島が近くにあります。
この地域は観光潮干狩りができる人気スポットらしいのですが、近年はアサリの不漁が続き、なんと6年連続の中止となっているようです…。
気候変動とか様々な要因があると思いますが、環境が持ち直し、この風景印も続けていけることを願います。

美濃長瀬局は名古屋から北、郡上八幡との間に位置する郵便局です。
街からだんだんと山間に入っていく地域柄、山々や渓谷の美しい景色が楽しめます。
山のレジャーが盛んなようで、キャンプの他にも登山やボルダリングなど、自然の中で大いに楽しめそうです!
キャンプ好きな方への暑中見舞いにぜひ使いたい印ですね。

夏の食べ物

涼を取ったり、スタミナをつける食べ物で、夏バテ予防をお伝えするのも面白い趣向です。
まずは涼を取る、サッパリ系食材から♪
「富山県 入善郵便局」、「徳島県 半田郵便局」風景印のご紹介です。

入善郵便局、半田郵便局風景印

スイカの名産地にはその絵柄を入れているものを見かけますが、入善郵便局は取り入れ方が特に大胆!
モチーフにしているのは入善ジャンボスイカ。
楕円形の巨大なスイカで、大きいものは20kgにもなるそうですから驚きです。
印の外枠にスイカを描き、中にチューリップ畑を描いているのが富山らしいですね。

半田郵便局が採用しているのは、地元名産品「半田そうめん」を作っている風景です。
半田そうめんは通常のそうめんより、少し太さがあるのが特徴。
特有の太さ・コシの強さから温めても伸びにくい特徴があり、冷やしそうめんとして食べるのはもちろん、にゅうめんやパスタなど様々な形でアレンジできるようです!
上側に描かれているのは地元の氏神様、石堂神社です。

半田手延べそうめん協同組合

続いてスタミナ系です。

浜松郵便局、小久保郵便局風景印

夏バテ防止〜、土用の丑の日といえば? そう!ウナギですね。
ウナギの名産地の1つ、静岡県浜松市の郵便局には、ウナギの絵を取り入れた風景印が多数存在します。
中でも地域の本局、浜松郵便局の風景印は外枠にウナギがどどーんと!
内側には浜松城を描いた凧が描かれていますが、凧揚げは子供の成長を願う伝統行事だそうで、毎年5月に開催される浜松まつりでは盛大な凧揚げ合戦が行われます。

浜松まつり

音符が描かれているのは、日本の三大楽器メーカーと称されるヤマハ・カワイ・ローランドの本社が、すべて浜松市にある「楽器の街」だから。
地元の名産、名所、伝統を上手に絡めて絶妙なバランスで配置した、超絶クオリティの高い風景印です。

ウナギと似たビジュアルということで、アナゴも行ってみましょう。
浜松局と同じく、外枠をアナゴにした風景印を保有するのは、千葉県富津市の小久保郵便局です。
富津市は東京湾アナゴの名産地。
アナゴの体の点々模様がまるでものさしのように見えることから、この地域では「はかりめ」と呼ばれ、名物「はかりめ丼」が人気です。
たくさんの飲食店にオリジナルはかりめ丼があるので、食べ比べするのも楽しそう!
内側に描かれているのは毎年9月に開催される、吾妻神社の馬だし祭りの様子です。
印の上部が少し飛び出て見えますが、ここには東京湾の向こうに見える富士山が描かれています。

ひまわり

夏だけに咲く大輪の花、ひまわりをモチーフにした風景印を2つご紹介します。

明野ひまわり郵便局、都郵便局風景印

明野ひまわり局は外枠にひまわりを採用しています。
山梨県北杜市では夏にサンフラワーフェスが開催され、一面に広がる40万本のひまわりを楽しむため、多くの人が来場します。
局名も「明野ひまわり郵便局」ですし、ここをおとずれたら絶対ひまわりのポストカード+風景印で、お友達や家族に送りたいですね。
内側に描かれているのは明野ふるさと太陽館とフラワーセンターです。
行ってみたいぞサンフラワーフェス!

北杜市 サンフラワーフェス

都局の風景印にはひまわり畑と余市川のアユが描かれています。
都郵便局があるのは北海道余市郡ですが、この地名を聞いて多くの人が真っ先に連想するのはウイスキーではないでしょうか。
言わずと知れたニッカウヰスキーの本拠地、水質が良いのでしょう。
名水の中でアユもたくさん育つようです。
北海道にひまわり畑の名所はたくさんありますが、都局印に描かれているのは近くの「ひまわりGarden」という場所だと思われます。
広大な土地に一面のひまわりの海が、なんと無料で楽しめます。
北海道はいろいろでっかいどう!

涼を感じる動物

涼をお届けするなら、涼しさを連想する動物たちの風景印もおすすめです。
「北海道 東旭川局風景印」、「東京都 昭和郵便局」を選びました。

東旭川郵便局、昭和郵便局風景印

東旭川局風景印には旭山動物園のシロクマとペンギンが描かれ、まさに冷え冷えゴールデンコンビ!
切手やポストカードにもこだわりを入れれば、スーパークールマッチングな1枚が作れそうです。

魚もまた涼しさを感じさせるモチーフですが、魚が描かれている風景印はものすごい数存在します。
今回昭和局のクジラを選んだのは、ひとえに「絵の力」。
ゆ、ゆるい…。クジラの表情がたまらなくゆるくて笑ってしまいます。
昭和郵便局は東京都昭島市にありますが、昭和36年に市内の多摩川河川敷でクジラの化石が発見されました。
それ以後昭島市のシンボルとなり、描かれているのはその昭島クジラです。
上半分は郵便局の近くにある熊野神社の大イチョウの木と、カンカン石と呼ばれている墓碑だそうです。

環境変化により年々減っていると耳にする蛍、季節の風物詩として大切にしていきたい存在です。
鑑賞時期は暑中見舞いシーズンより少し早めですが、初夏を連想させる虫ということで選んでみました。
今回は「岐阜県 各務原緑苑郵便局」と「福井県 羽生郵便局」の風景印をご紹介します。

各務原緑苑郵便局、羽生郵便局風景印

各務原緑苑郵便局の近くには「大安寺川ホタルの里」という公園があります。
地元の有志の方々が保全に力を入れておられ、毎年の鑑賞会を楽しみにお世話をされているのだとか。
「蛍」という名前がついたお店もあり、地域の人の蛍愛を感じます。
描かれているのは大安寺大橋近辺の風景ですが、蛍の光が灯る様子も描かれていて情緒がありますね!

大安寺川ホタルの里

対して羽生郵便局の絵柄は実にシンプルで、明確な山、川、蛍の3点セットです。
後ろに描かれている山は福井市羽生地区と大野市の境にある飯降山(いぶりやま)で、川は地域を流れる羽生川。
羽生川には今も蛍がたくさん生息しており、地域の方々の目を楽しませています。
福井県には水のきれいな場所がたくさんあるらしく、蛍の名所も多いのだとか。

以上、暑中見舞いにおすすめの風景印でした!

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